フランスのブランデーの一種である「コニャック」。コニャックは、ブドウを使ったブランデーの中でもフランスのコニャック地方でのみ作られ、さらに厳しい基準をクリアしたものだけを差します。
美しい琥珀色のお酒は高級感抜群。オーク樽の豊かな香りとブドウのフルーティな香りは、他では味わえない美味しさです。
憧れるけど、呑むのは難しそう……と思われがちなコニャックですが、実は手軽に楽しめる飲み方もたくさんあるんです。
今回は、簡単で美味しいコニャックのおすすめの飲み方をご紹介します。
オススメの飲み方1 ストレート
コニャックの定番の飲み方といえばストレート。芳醇な香りと味わいが余すところなく楽しめるストレートは、人気の飲み方の一つです。
コニャックは舌よりも鼻で楽しむお酒。呑んだ後に鼻から抜ける香りは、コニャックでしか楽しめない美味です。
香りを楽しみながらゆっくりグラスを傾けるのがよいですね。
コニャックのアルコール度数は40度前後。ストレートで呑むときにはチェイサーが必須です。
水や炭酸水などを用意して、コニャックを一口呑むごとに飲みましょう。口の中もさっぱりしますし、酔いにくくなります。
オススメの飲み方2 ロック
ストレートだとアルコールが強くて飲みにくいという方には、ロックがおすすめ。
アルコールは冷やせば冷やすほど匂いが抑えられ、飲みやすくなります。
香りも冷やすと控えめになりますが、その分癖も抑えられ飲みやすい味わいに。
ゆっくり呑めるオン・ザ・ロックはブランデーに向いている飲み方と言えます。
大きい氷を使うと、薄くなりにくいので最後までおいしく楽しめます。
オススメの飲み方3 水割り
カジュアルにコニャックを楽しめるのが、水割りという飲み方です。
水で割ったぶん度数もぐんと下がるので、お酒にあまり強くないという方にもおすすめ。
グラスに先にブランデーを入れ、水を注げばできあがり。
より香りを楽しみたいという方は、氷を入れず、常温の水を使うのがおすすめ。
良いコニャックを使うときは、水にもこだわりたいところ。
軟水のミネラルウォーターを使うと、ブランデーと水がよく馴染みます。
オススメの飲み方4 炭酸割り(ハイボール)
聞き慣れない飲み方かもしれませんが、ブランデーの炭酸割りは「ブランデー&ソーダ」と呼ばれ、上級階級の方や知識人に好まれた飲み方。もちろん、コニャックともよく合います。
炭酸を加えることで、ブドウのフレッシュさと華やかな香りがより強く感じられます。すっきりした味わいとなるので、食事との相性も抜群。
とくに熟成年数が若いコニャックは、炭酸割りにぴったり。
レモンを加えるアレンジもおすすめ。
また、炭酸のジュースで割っても美味しくいただけます。ジンジャーエールやトニックウォーターで割る飲み方は、本場フランスでも人気の飲み方なんですよ。
オススメの飲み方5 ホットブランデー(お湯割り)
寒い夜にはお湯割りがぴったり。
お湯にコニャックを注ぐだけで、身体が温まる飲み物になります。
作るときは、先にお湯を入れ、後からコニャックを注ぐとよく混ざります。
砂糖やはちみつを加えたり、レモンを絞ったり、シナモンやバターを浮かべるのもおすすめ。
オススメの飲み方6 紅茶・コーヒー割り
お酒初心者さんにもぜひ試してみてほしいのが、コーヒーや紅茶と合わせる飲み方。
コーヒーや紅茶とブランデーは、カフェ・ロワイヤル、ティー・ロワイヤルというカクテルがあるほど好まれている飲み方なんです。
特にコーヒーとあわせるカフェ・ロワイヤルは、ナポレオンが好んだことでも知られています。
最初は紅茶やコーヒーに垂らすだけでも良い香りが楽しめます。お酒に強い方はコニャックを多くしても◎。
ただし、入れすぎるとコーヒーや紅茶の良さを殺してしまうので、ほどほどにしましょう。
砂糖やミルクを加えるのもおすすめです。
オススメの飲み方7 牛乳割り
甘党な方におすすめしたいのが、コニャックと牛乳を合わせる飲み方。
牛乳の甘さとコニャックの香りが合わさり、まろやかな味わいになります。卵と一緒にシェイクしたり、砂糖を加えるのもおすすめ。
甘くて飲みやすいので、お酒初心者さんにもおすすめです。
オススメの飲み方8 カクテル
コニャックはもちろんカクテルに使っても美味しくいただけます。
果物との相性が良いので、オレンジやレモンなどの柑橘系はもちろん、カシスなどの甘酸っぱい果物と合わせても◎。
特徴の香りを消してしまわないように、シンプルなレシピのものがおすすめです。
オススメの飲み方9 お菓子作り
飲み方ではありませんが、香りが良いコニャックはお菓子作りにも大活躍。
芳醇な香りとコクのある味わいのコニャックは、焼き菓子にも最適です。
紅茶やチョコレート、オレンジやレモン、ドライフルーツと相性抜群。
ラム酒など、別のお酒と組み合わせるのもおすすめ。
ケーキや生チョコなどに贅沢に使えば、1ランク上のお菓子ができちゃいますよ。